転生したら素人DIYerだった件› Story
転生したら
素人DIYerだった件
〜やればできるじゃん編〜
技術ゼロ。知識ゼロ。
でも、フィジカルとメンタルだけは——異常だった。
あらすじ
気づいたら、俺は”素人DIYer”に転生していた。
しかも神付きで。
ズボンのポケットに入った“ポケ神”は全知全能を名乗るが、基本的に何も教えてくれない。聞いても大して教えてくれない。たまにポロッと核心をついた有益情報を出してくる。

……人が住む場所じゃないな

ようこそ、攻略開始だね

どーゆーこと?

とりあえず木、倒してみよっか
玄関を開けた瞬間、理解した。
——これは家じゃない。ダンジョンだ。
玄関の行く手を阻む、庭のジャングル。蔦は足に絡みつき、腰まである草が進行を妨害してくる。室内は残置物の山。踏み込めば何かが崩れる。そして天井——黒く変色し、たわみ、今にも落ちそうなそれは、もはや”罠”にしか見えない。
ここは”住む場所”じゃない。
——攻略する場所だ。
釘は曲がる。ノコギリはズレる。埃は舞い、虫は襲い、床は信用できない。
だが、このダンジョンには“攻略法”が一つある。
——それは、俺自身だった。
元警察官仕込みの運動神経。そして、現場で叩き込まれた異常な精神力。
どれだけ汚れていても踏み込める。どれだけ臭くても判断を鈍らせない。どれだけ危険でも、体が先に動く。崩れかけた天井を自ら破壊し、絡みつく蔦を引きちぎり、不安定な足場でも無理やりバランスを取る。

そこも壊しちゃうの?

現場ではやらなくてもいいこともやるものだ
技術はゼロ。知識もゼロ。
だが、フィジカルとメンタルだけで突破していく。
雑すぎる。だが、それでいい。ただ、前に進むのみ。

チェーンソー買えばいいのに

それを最初に言ってくれない? 使い方は?

……
——説明は、なかった。
こうして俺は、ダンジョンと化したこの家を一部屋ずつ”攻略”しながら、少しずつ——人が住める場所へと変えていく。
これは、知識ゼロ・経験ゼロの元警察官が、フィジカルと精神力だけを武器に、ダンジョンを”家”へと作り替えていく、ゆるくて騒がしい再生の物語。
登場人物

からあげ
主人公 / 素人DIYer
元警察官。技術ゼロ・知識ゼロだが、フィジカルと精神力だけは異常。 汚い・臭い・危険——どんな現場でも躊躇なく踏み込む。 DIYの技法を知らないまま、体で覚えていくスタイル。 ポケ神には常にツッコまれる側。
元警察官/フィジカル特化/知識ゼロ/諦めない

ポケ神
相棒 / ポケットの中の神
全知全能を名乗るが、基本的に何も教えてくれない。 タイミングを完全に外してから有益情報をポロッと出してくる。 ボケ担当。たまにめちゃくちゃ正しいことを言う。 からあげには常にツッコまれる。
全知全能(自称)/情報後出し/ボケ担当/たまに有益
ダンジョンの敵たち
このダンジョンには、様々な敵が存在する。
🌿
雑草・蔦(雑魚)
数は多いが弱い。鎌とノコギリで問題なく対処できる。ただし根っこを残すと復活する。
🌲
中位の木(中ボス)
ノコギリで倒せるが時間と体力を大量に消耗する。元警察官のフィジカルでなんとか対処可能。
🌳
大木(大ボス)× 9本
ノコギリでは歯が立たない別格の存在。チェーンソーという伝説武器なしには攻略不可能。
📦
室内残置物(魔境)
前の住人が残していった大量の残置物。外を制した者が次に挑む、室内ダンジョンの主。
現在の戦力・スキル
■ からあげ ステータス(第2話終了時点)
技術力 ★☆☆☆☆(ほぼゼロ)
知識量 ★☆☆☆☆(ほぼゼロ)
フィジカル ★★★★★(元警察官)
精神力 ★★★★★(現場仕込み)
習得スキル ノコギリ使い / 木登り名人 / 受け口・追い口 / ロープ誘導伐採
保有武器 エンジンチェーンソー/ ロープ / 荷締めベルト
師匠 近所のじいちゃん(突然出現・伐採術を伝授)
話数一覧
第1話 家がジャングルだったので、まずは雑魚から狩ることにした件ノコギリ一本・木登りフィジカルで雑草・蔦・中木を討伐。大ボスを前にチェーンソーの必要性を悟る。
第4話
室内に突入したら、残置物という名の魔境だった件
Coming Soon——外を制した者は、次に内を制さなければならない